ver.16.0.1 '12.8.27現在
計測データを保存するには、データファイルを作成後、dbStoreコマンドを呼び出します。
参照サイトを変更するRetrieve+dbStoreをインストールすると、参照サイトが自動的に「LHD」に設定されます。デフォルトの参照サイトを変更したい場合はこちらをご覧ください。
テンポラリファイルの作成場所を変更する
dbStoreはテンポラリファイルを作成します。デフォルトではカレントディレクトリに作成します。
テンポラリファイルを作成するディレクトリを変更したい場合は、次の手順に沿って環境変数「DBSTORE_TMP」を作成してください。 (インストール時には環境変数「DBSTORE_TMP」は作成されません)
登録データは、データファイルとパラメータファイルの2種類のファイルに格納します。
データファイル : | 配列型のデータを格納します |
パラメータファイル : | 単一型のデータを名前を付けて格納します 複数のパラメータデータを格納できます |
※データファイルまたはパラメータファイルのいずれかが存在しないかサイズ0の場合、当該チャネルのデータまたはパラメータは存在しないものとして登録されます。
どちらのファイルもない場合は、処理を終了します。
実行時の引数を使用してファイルを特定するため、以下のようにファイル名をつけてください。
配列型のデータを先頭から順に、変換せずに(バイナリで)格納してください。
実行時の引数を使用してファイルを特定するため、以下のようにファイル名をつけてください。
diagName+"-"+shotNumber+"-"+subshotNumber+"-"+channelNumber+".prm"
例)"Bolometer-1234-1-1.prm"
パラメータファイルのフォーマットは以下のように作成してください。
(Retrieve.exeが生成するものと同一形式です)
例)
Generic,ClockSpeed,10000,4
Generic,MemorySize,131072,4
パラメータファイルにデータファイルのデータの型を指定します。
パラメータ名 : "ImageType" (TYPE_STRING)
"INT8" : | 8ビット整数 |
"INT16" : | 16ビット整数 |
"INT32" : | 32ビット整数 |
"INT64" : | 64ビット整数 |
"FLT32" : | 32ビット浮動少数点 |
"FLT64" : | 64ビット浮動少数点 |
"GRAYn" : | nビットグレースケール画像(n:8~16) 例)'GRAY8' |
"RGB" : | 24ビットカラー画像(RGBの順が変更可) 例)'BGR' |
"ARGB" : | 32ビットカラー画像(ARGBの順が変更可) 例)'BGRA' |
例)Generic,ImageType,INT8,1
データファイルのオリジナルファイル名を指定したい場合、"FileName"パラメータ(TYPE_STRING)を指定します。
コマンドライン版Retrieveでデータを取り出す際に、"--original-name"オプションをつけることで、このパラメータで指定した名前でファイルが作成されます。
"FileName" :ファイル名
例)
Generic,FileName,Bolo,1
フレーム形式で保存する場合、"SampledFrame"パラメータ(TYPE_INT)、"AcquisitionWindowWidth"パラメータ(TYPE_INT)、"AcquisitionWindowHeight"パラメータ(TYPE_INT)の3つを指定します。
例)
Generic,SampledFrame,300,4
Generic,AcquisitionWindowWidth,640,4
Generic,AcquisitionWindowHeight,480,4
チャネルのシグナル名(信号名)を指定したい場合、"SignalName"パラメータ(TYPE_STRING)を指定します。
データ取得(Retrieve)時に、このシグナル名を指定できます。
"SignalName" :シグナル名
例)
Generic,SignalName,sig1,1
計測データを保存するには、dbStoreコマンドで次のように呼び出します。
※パラメータファイルがない場合は、image_typeを指定してください(必須)。
dbstore mail_addr diag shot sub_shot ch data_type [path [image_type] ] [Options]
各項目は次を参考に設定します。
mail_addr : | ユーザのメールアドレス ※保存したデータを削除するときに必要になります |
---|---|
diag : | データ名 ※事前準備で申請したデータ名を使用します |
shot : | ショット番号 |
sub_shot : | サブショット番号 ※特にない場合は1を指定します |
ch : | チャネル番号 "from:to" 形式で指定 保存後のチャンネル番号は1から順になります 1チャンネルの場合は "1:1"としてしてください |
data_type : | RAW あるいは ANA のいずれかを指定 |
[path] : | 登録データがあるフォルダの絶対パス(省略時はカレント) |
[image_type] : | 1次元データの型宣言 INT8, INT16, INT32, FLT32, FLT64 から1つ指定(パラメータファイルでImageTypeが指定してある場合、パラメータファイルの値が有効になります) ※複数チャネルを登録する場合は、パラメータファイルでチャネルごとに型宣言してください ※フレーム形式(2次元画像等)を保存する場合は、パラメータファイル中で型宣言してください(フレーム形式の場合、ここで型宣言してもパラメータファイルで型宣言していないとエラーになります) |
[Options] | |
--accept_sizes (-z) : | フレームデータのサイズをX*Yサイズ以外でも受け入れる |
--cndb_timeout=n (-t n) : | データベース接続タイムアウトをn秒に設定する |
--cndb_retry=m (-y m) : | データベース接続タイムアウト時の繰り返し回数をm回に設定する |
例)dbstore foo@nifs.ac.jp ECH 50001 1 2:2 RAW D:\lhd-das.5\ INT16