当グループではLHD計測データ収集系(LABCOMシステム)の運転と、同実験関係者・共同研究者の計測データ収集・データ利用・遠隔実験等を支援する以下のサービスを行っています。詳細は各項目をクリックしてください。
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計測タイミングシステム

[990712]計測タイミングシステム(DMOD)のBASE設定で,Internal Delay Time 385 secなどが選択できるが?

Internal Delay Time 設定は,各計測タイミングモジュールへクロックやトリガーを送るファイバー結線の長さの違いによって生ずる,トリガー伝播の遅れを補正するためのプリセット値です.この値を調整する事でファイバーの長さの違いを吸収できます.単位は sec と表示されていますが,実は,ns (ナノ秒:10-9s)の誤りです.遅延時間を未測定のモジュールは取り敢えず 0 に設定して使ってください.

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[990826]計測タイミングシステム復調器出力の使用上の注意

計測タイミングシステム復調器(デモジュレータ)の遅延パルス出力チャネルのうち,ch#1,ch#2 の2チャネルのパルス出力は,分周クロック DVD#1,DVD#2 の出力をそれぞれ回路的にゲートしています.そのためCAMACの外部クロックとして分周クロックを一定時間だけ出力して使用するには,

1.分周クロック出力中は当該のch#1又はch#2パルスをHighに保つ
2.ch#1,ch#2の出力はトリガーとしては使用しない

となるように動作設定の注意が必要です.以上の制約から,遅延パルス出力のch#1,ch#2は実質的にトリガーとしては使用できないので,ch#3~ch#8を利用するようにしてください.

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[991001]「*台中の*台目のサーバーに通信タイムアウトが発生しました」

このメッセージは,プラズマ計測制御システムのVMEサーバコンピュータに,同クライアント・アプリケーションplasma.exeが接続を試みた際,サーバ・プロセスとの通信がうまくできなかった場合に表示されます.

などの場合には当然起こります.VMEの起動処理には3~5分ほどかかりますので,VME起動直後にプラズマ計測制御システムplasma.exeを立ち上げても同様に表示されます.
VMEシステムの再起動後は,休憩をとるなどして,しばらくお待ちください.

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[041102]トリガー出力をOFFにできない

現在のところ、タイミング・デモジュレータのハードウェア的なバグにより、Repetition あるいは Pulse Width の設定によってトリガー出力をOFFにすることができません

症状としては、Delay Time=0.0 に設定していたとすると、

のようになり、その結果、完全には(エッジ)トリガー出力をOFFにできません。

現状でパルス出力をOFFにするには、当該出力のマスタートリガーチャネル設定で1、2以外(3~8)を選択 することで可能になります。

なお、この不具合は計測タイミングシステムのハードウェア的なバグと認識しており、早期の改修を予定しています。

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[041124]放電シーケンス中断後のトリガー信号が正しく出力されない

実験シーケンスが途中で中断(キャンセル)された場合,次の実験シーケンスでVMEデモジュレータのトリガー信号が正しく出力されないモジュールが見つかりました.

症状は,遅延パルス出力 D.P. OUT1,D.P. OUT2から,次の実験シーケンスで正しい遅延パルス信号が出力されない,というものです.これら一部のVMEデモジュレータでは,D.P. OUT1およびD.P. OUT2は,マスター・モジュレータからのリセット (動作停止)メッセージに正しく反応せず,出力が’H’のまま維持されてしまう動作不良が確認されています.

D.P. OUT1およびD.P. OUT2は,分周クロック出力(DVD1,DVD2)の出力(ゲート)制御にも利用 されているため,キャンセル直後の実験シーケンスでは,開始から分周クロックの出力が始まってしまいます.また,D.P. OUT1,OUT2の立ち上がりエッジをトリガー信号として使用している場合,同じく,正常なトリガー信号が得られません.

これらはデモジュレータのD.P. OUT1,D.P. OUT2出力ロジックの不具合だと考えられるため,今後改修を予定しています.当面の対策としては,トリガー信号には別の遅延パルス出力(D.P OUT1およびOUT2以外のチャネル)を使用して下さい.

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[041214]VMEデモジュレータの設定を変更しようとした時に,「I/Fカード設定変更中です.書き込み禁止モードで開きます.」というメッセージが表示される.

このメッセージは,他の利用者が同じデモジュレータの設定を変更している時や,同じ利用者でも2箇所から同一デモジュレータの設定を変更している時に表示されます.

特にCAMAC室に設置されている共通利用のデモジュレータでは,このメッセージが表示されることがあります.
この場合,計測タイミング・デモジュレータ利用状況で,他の利用者が同じデモジュレータにアクセスしていないか確認して,変更が済んでいたら設定ウインドウを閉じてもらうようにしてください.

特に共通利用のデモジュレータに関しては,プラズマ計測制御システム・プログラムの「I/Fカード設定/変更...」メニューにより設定ウインドウを開いていると,他の利用者からは設定変更ができなくなりますので,設定が完了したら必ず設定ウインドウを閉じてください.
もし,変更中にマシンが落ちたりした場合,以前の接続情報が残ったままになって設定値の変更ができないこともありますので,問題が解決しない場合は,LABCOMまでご連絡ください.

デモジュレータを専有して利用している場合のみ,最後の方法としてVMEシステムをリブートする(2台のCPUモジュールのRESETボタンを同時に押す)ことで解消することができます.

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[120806] コネクタから入力したトリガー/クロックをPXIモジュール間で共有するには

PXIモジュールのコネクタピンから入力した外部トリガー/クロック信号を、内部バス経由で他モジュールに配信・共有できます。

データ収集運転設定において、Connect1From、Connect1To、Connect2From、Connect2To、の設定変更が必要です。基本的に1がトリガー、2がクロックと考えてください。

1. のコネクタ入力ピン(PFI0)を内部バス RTSI_0 に接続 → 各モジュールのTriggerSourceは、RTSI_0
2. のコネクタ入力ピン(PFI7)を内部バス RTSI_1 に接続 → 各モジュールのExt.ClockSourceは、RTSI_1

外部トリガー入力はPFI0またはPFI1、外部クロック入力はPFI7でしか受信できませんので、必然的に上記の接続になります。

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