当グループではLHD計測データ収集系(LABCOMシステム)の運転と、同実験関係者・共同研究者の計測データ収集・データ利用・遠隔実験等を支援する以下のサービスを行っています。詳細は各項目をクリックしてください。
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Retrieve利用方法 for RetrieveEXE

ver.16.0.1 '12.8.27現在

計測データを取得する

計測データを取得するには、Retrieveコマンドで次のように呼び出します。

Retrieve DiagName ShotNo SubShotNo ChNo-Name [FileName] [-f FrameNo] [-h TransdServer] [-p root] [-n port] [-w|--wait [-t timeout] ] [-R|--real ] [-V | -VF | -V4 | --volts | -VV | -VD | -V8 | --double-volts] [--silent ] [-T | --timearray] [-D | --double] [--original-name ] [--signal-name]

コマンド実行後、カレントディレクトリに計測データは.dat、パラメータは.prmがついた2つのファイルが保存されます。(時間軸を同時に取得した場合は、時間軸データ.time、時間軸パラメータ.tprmの2つを加えた合計4つのファイルが保存されます)

各項目は次を参考に設定します。

DiagName : 計測名を指定します
ShotNo : ショット番号を指定します
SubShotNo : サブショット番号を指定します
ChNo-Name : チャネル番号またはシグナル名を指定します
チャネル番号の場合、xx:yy(xx-yy) の表式による範囲指定も可能です。たとえば、16:25 (16-25) のように指定すると、16 番目から 25 番目までの各チャネルデータをファイルに保存します
0と指定した場合、全チャネルのデータを保存します
また、1,3のようにカンマで区切り指定もできます
FileName : データを保存するファイル名の先頭部を指定します
省略した場合は、
   [計測名]-[ショット番号]-[サブショット番号]-[チャネル番号].dat
フレーム構成の場合は、
   [計測名]-[ショット番号]-[サブショット番号]-[チャネル番号]-[フレーム番号].dat
という名前で保存されます
指定すると、[計測名]の部分が FileName に置換されます

保存先パス(ディレクトリ)名を指定することもできます
ディレクトリ指定には、末尾に \ をつけてファイル名と区別してください
c:\data\ は、指定ディレクトリに [計測名]-1394-1-1.dat などを作成しますが、c:\data は、c:\ ディレクトリに data-1394-1-1.dat などを作成します
-f FrameNo : フレーム番号を指定します。xx:yy の表式による範囲指定も可能です
たとえば、16:25 のように指定すると、16 番目から 25 番目までのフレームデータをファイルに保存します
省略または0と指定した場合、全フレームのデータをファイルに保存します
-h TransdServer : Transd サーバ名を指定します
インデックスデータベースを使用せず、Transd サーバ名を直接指定して データを取得する場合指定します
-p root : ルートディレクトリを指定します  インデックスデータベースを使用せず、Transd サーバ名を直接指定して データを取得する場合指定します
-n port : Transd サーバのサービスポート番号を指定します  インデックスデータベースを使用せず、Transd サーバ名を直接指定して データを取得する場合指定します
-w|--wait : WAITモードでコマンドを実行します
-t timeout : WAITモードでの実行中、データが存在しない場合、出現するまで待つ時間を指定します
単位は秒です 指定しない場合は180秒とみなされます
-wオプションを付けていない場合、このオプションは無視されます
-R|--real : 保存ファイル名にリアルショット番号を使用します
-V|-VF|-V4|--volts : データを電圧値変換します。実数(FLOAT型)で格納されます 補足1
-VV|-VD|-V8|--double-volts : データを電圧値変換します。実数(DOUBLE型)で格納されます 補足1
--silent : 出力メッセージを抑制します 成否は終了値で判断できます
-T|--timearray : 時間軸情報ファイルを同時に作成します 補足2
 ※時間軸未対応データに関してはこちらをご覧ください。
-D|--double : 時間軸情報ファイルを同時に作成する際、配列ファイルをdouble型で作成します
(-T / --timearray が指定されていない場合は無視されます)
--original-name : データファイル名をオリジナルファイル名で保存します
オリジナルファイル名はパラメータの"FileName"で定義されています
--signal-name : シグナル名を指定した場合、ファイル名の[チャネル番号]の部分が[シグナル名]に置き換わります
'--original-name'と同時に指定された場合、'--original-name'を優先します

終了値: 正常終了時には0、異常終了時には0以外の数値になります。

(補足)

  1. 電圧値変換ができるモジュールは、以下のモジュールです。(2011-08-08現在)
    Aurora14, SEGADC, HOUSIN_C012, WE72XX,PXI6115, PXI6132, PXI6133, PXI6143, PXI6225, PXI6255, PXIe5186, (PXIe4300)
  2. Retrieveにて時間軸を取得するには、データ収集運転設定で各モジュールのDTSリンク情報(TRGsource, TRGhostID, TRGmoduleID, TRGchannel, CLKsource, CLKhostID, CLKmoduleID, CLKchannel)が正しく設定されている必要があります。

例)

  1. ファイル名を指定
    Retrieve Mag 1394 1 32 ShotData
    と指定すると、カレントディレクトリに指定したファイル名が最初にについた2つのファイルが保存されます。
    ShotData-1394-1-32.dat
    ShotData-1394-1-32.prm
     
  2. ファイル名を省略
    Retrieve Mag 1394 1 32
    と指定すると、カレントディレクトリに計測名が最初についた2つのファイルが保存されます。
    Mag-1394-1-32.dat
    Mag-1394-1-32.prm
     
  3. デレクトリとファイル名を指定
    Retrieve Mag 1394 1 32 C:\data\ShotData
    と指定すると、C:\data ディレクトリに次の2つのファイルが保存されます。
    ShotData-1394-1-32.dat
    ShotData-1394-1-32.prm
     
  4. ディレクトリのみを指定
    Retrieve Mag 1394 1 32 C:\data\
    と指定すると、C:\data ディレクトリに次の2つのファイルが保存されます。
    Mag-1394-1-32.dat
    Mag-1394-1-32.prm
     
  5. 時間軸情報を同時に取得 (ver.15.0.0以降)  補足2参照
    Retrieve Magnetics 103000 1 1 -T
    と指定すると、カレントディレクトリに計測データと時間軸情報の4つのファイルが保存されます。
    Magnetics-103000-1-1.dat
    Magnetics-103000-1-1.prm
    Magnetics-103000-1-1.time
    Magnetics-103000-1-1.tprm

参照サイトを変更する

Retrieve+dbStoreをインストールすると、参照サイトが自動的に「LHD」に設定されます。
参照サイトは、環境変数「INDEXSERVERNAME」で設定されます。
デフォルト:INDEXSERVERNAME=DasIndex.LHD.nifs.ac.jp/LHD
 ※ '/'以下が未指定の場合、デフォルト参照サイトは'LHD'です。

参照サイトを変更するには、環境変数「INDEXSERVERNAME」を変更します。
参照サイトには、'LHD'、'QUEST'、'GAMMA10'が選択可能です。(2008年度現在)

SNETに接続されているPCの場合、サーバー名は「snetst-nifs-dasindex.nifs.ac.jp」になります。'/'以下にサイト名を指定します。
例)INDEXSERVERNAME=snetst-nifs-dasindex.nifs.ac.jp/QUEST

参照サイトを変更するには、次のコマンドを実行してください。

 ※デフォルト参照サイトを変更したい場合は、環境変数「INDEXSERVERNAME」を直接編集します。詳しくはこちらをご覧ください。

【注意】
データ利用者の各々PC端末には、所属するサイトの実験データにのみアクセスが可能になっており、他サイトの実験データ参照には、別途、アクセス許可を得る必要があります。
各サイトの実験データへのアクセス申請と承認の方法については、こちらをご覧ください。


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