当グループではLHD計測データ収集系(LABCOMシステム)の運転と、同実験関係者・共同研究者の計測データ収集・データ利用・遠隔実験等を支援する以下のサービスを行っています。詳細は各項目をクリックしてください。
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ロングパルス実験における計測タイミング復調器(プラズマ計測制御システム DMODモジュール)の設定方法

1) 繰返しデータ収集を行う場合(1放電複数回収集)

「30分間の放電中に,ショートパルス実験(10秒放電)の3分周期のデータ収集を10回繰り返す」というように,放電中にCAMACデータ収集系の一定周期の繰返し動作を行います.あらかじめ設定された一定の繰返し周期で,各計測の収集タイミングを同期させてデータ収集を行います.第5サイクルでは3分周期で繰り返すことが計画されていますので,放電中に3分間隔で収集データの表示が可能となります.


トリガー設定

計測開始トリガー信号のタイミング設定を行います.中央制御タイミングシステムからの計測基本タイミング信号(T1-1,-120秒)は,最初の1回しか出力されませんので,他は計測タイミングシステムで正確なタイミング信号(T1-1,-120秒に相当)を繰返し発生します.それぞれの計測タイミング復調器(8736)は,このタイミング信号によりショートパルス実験と同じ動作を繰り返します.

  【設定方法】

3分間隔のショートパルス実験と同じで,ロングパルス実験のための特別な設定変更は必要ありません

クロック設定(外部クロック信号として使用する場合のみ必要)

ディジタイザ(CAMAC等)に供給する外部クロック信号としての設定を行います.

  【設定方法】

3分間隔のショートパルス実験と同じで,ロングパルス実験のための特別な設定変更は必要ありません

サンプリング時間の設定可能範囲は,収集データ量に依存しますので計測ごとに異なります.LABCOM計測データ収集で通常の10秒放電時より遅いサンプリングを設定する場合は,データ収集開始時間を遅らせる必要がありますのでLABCOMまでご連絡ください.

※ 分周クロック出力DVD1の出力設定は遅延パルス出力D.P.OUT1の設定により行います.同様に,分周クロック出力DVD2の出力制御は遅延パルス出力D.P.OUT2の設定により行います.分周クロック出力を利用される場合は,出来る限り遅延パルス出力D.P.OUT1あるいはD.P.OUT2をトリガー信号として利用しないことを推奨します(トリガー信号は遅延パルス出力D.P.OUT3以降を使用します).