当グループではLHD計測データ収集系(LABCOMシステム)の運転と、同実験関係者・共同研究者の計測データ収集・データ利用・遠隔実験等を支援する以下のサービスを行っています。詳細は各項目をクリックしてください。
English
You are the th visitor since 4 July 2000
Contact : LABCOM
プライバシーポリシー
各種フォームから個人情報を入力・送信する前に必ず上記をご覧ください。

dbStore利用方法 for MATLAB

ver.16.0.1 '12.8.27現在

計測データを保存するには、データを作成後、dbStoreで保存します。

※本機能はMATLAB R2010bで検証しています。

事前準備

参照サイトを変更する

Retrieve+dbStoreをインストールすると、参照サイトが自動的に「LHD」に設定されます。デフォルトの参照サイトを変更したい場合はこちらをご覧ください。

テンポラリファイルの作成場所を変更する

dbStoreはテンポラリファイルを作成します。デフォルトではカレントディレクトリに作成します。
テンポラリファイルを作成するディレクトリを変更したい場合は、次の手順に沿って環境変数「DBSTORE_TMP」を作成してください。(インストール時には環境変数「DBSTORE_TMP」は作成されません)

  1. コントロールパネルで「システム」を選択します。
  2. 「システムのプロパティ」ダイアログが表示されますので、「詳細設定」タブの中にある「環境変数」をクリックします。
  3. 「環境変数」ダイアログが表示されますので、システム環境変数で「新規」をクリックします。
  4. 変数名に「DBSTORE_TMP」、変数値にテンポラリファイルを作成するディレクトリを指定し「OK」をクリックします。
  5. 「環境変数」ダイアログでもう一度「OK」、「システムのプロパティ」ダイアログでも「OK」をクリックします。

ショットデータ・パラメータデータを準備する

ショットデータパラメータデータの2種類、またはショットデータパラメータデータのいづれかを準備します。

ショットデータの準備

バイナリ配列データ、またはフレームに対応したカメラ画像データを保存します。

例)
data = zeros(1000, 1, 'single');

パラメータデータの準備

initParamListでパラメータを格納する領域を作成します。
その後、setParamでパラメータを1つずつ格納します。

例)
pl = initParamList();
pl = setParam(pl, 'offset', 10.0);
pl = setParam(pl, 'gain', int32(2));

  1. initParamList :パラメータを格納する領域を初期化します

    param_list = initParamList();

  2. setParam :パラメータをパラメータリストに設定します

    [param_list, tf_code] = setParam(param_list, pname, pvalue);

    param_list(struct) : パラメータリスト
    initParamList()で初期化する必要がある
    pname(text) : パラメータ名
    pvalue(numeric,text) : パラメータ値
    行列は設定できない
    整数として設定したい場合は、明示的にcastする必要がある
    符号なしは符号付きになる
       
    param_list(struct) : パラメータリスト
    tf_code(logical) : trueは成功 falseはエラー

データを保存する

ショットデータ(バイナリ配列データ、またはフレームに対応したカメラ画像データ)とパラメータデータをdbStoreで保存します。
ショットデータの登録処理を途中でキャンセルすることもできます。

バイナリ配列データの保存

dbsOpenでショットデータの登録を開始し、チャネルデータ数分dbsWriteを繰り返します。dbsCloseでショットデータの登録を終了します。

例)
data = zeros(1000, 1, 'single');
pl = initParamList();
pl = setParam(pl, 'offset', 10.0);
pl = setParam(pl, 'gain', int32(2));
des = dbsOpen('', 'LABCOM', 50500, 1, 'RAW');
code = dbsWrite(des, 1, pl, data, 'verbose');
dbsClose(des);

フレームデータの保存

まず、dbsOpenでショットデータの登録開始を宣言します。
次にdbsOpenFrameでフレームデータの登録を開始し、dbsWriteFrameで1フレームづつ登録します。複数フレーム登録する場合はdbsWriteFramesを使用します。dbsCloseFrameでフレームデータを終了します。
最後にdbsCloseでショットデータの登録を終了します。

例)
des = dbsOpen('', 'LABCOM', 49002, 1, 'RAW');
code = dbsOpenFrame(des, ch, 640, 480, 'RGBA');
frame_array = zeros(640, 480, 'uint32');
code = dbsWriteFrame(des, ch, 1,frame_array);
code = dbsCloseFrame(des, ch, param);
dbsClsoe(des);

キャンセルする場合

途中でショットデータの登録をキャンセルするには、dbsAbortでキャンセルします。

例)
des = dbsOpen('', 'LABCOM', 49002, 1, 'RAW');
code = dbsWrite(des, 1, pl, data, 'verbose');
dbsAbort(des);


この Web に関する問題または質問等については,LABCOM までご連絡下さい.